2019.7.10
熊谷紗希(オリンピック・リヨン)
挑み続ける。

ワールドカップ2019フランス大会、なでしこジャパンはベスト16という結果に終わった。初戦から厳しい試合が続いたが、世界を相手に自分たちがどう戦うか、ということは試合を重ねるにつれて確立していけたと思う。だけど、負けは負け。この結果が今の私たちの世界での立ち位置、自分たちの実力だと痛感した。

ここからどうやってなでしこジャパンが世界を相手に勝っていけるか。個としても、チームとしても、そして日本の組織としてもしっかり考え、さらに成長していかなければどんどん差を広げられてしまう。

2011年にW杯を優勝してから、世界を相手に個で戦える力がほしくて海外移籍を決めた。20歳でドイツに渡ったばかりの時は日本との違いに苦しむことも多かった。でもそれでも自分がこの海外の場で戦う術を見出すために戦い続けて、今の私がいる。

 

 

必死にもがいて、気づけばドイツで2年、フランスのリヨンで6年プレーしたが、この経験は私に大きな自信を与えてくれた。各国の代表選手が集まるリヨンでのレギュラー争い、毎日の練習が本当に戦いで、毎日が学びの連続だ。この中でさらに成長できるように、楽しみながら戦い続けたいといつも思っている。

この8年間で、ヨーロッパを始め、各国の成長を肌で感じてきた。

もちろん、クラブと代表とでは違うけど、多くのビッククラブが女子チームを持つようになり、そしてヨーロッパ各国の選手がその強豪クラブでプレーするようになった。女子チームへの力の入れ方もここ数年で大きく変わった。

なでしこジャパンが、世界の成長に追いつけるように、そして追い越せるように、私たちが選手としてできることは、きっとまだまだたくさんある。もう一度なでしこが世界で輝くためにこれからも挑み続けたい。