8月13日(火)、なでしこリーグ所属選手二名とOG一名で千葉県の千葉こども病院を訪問しました。当訪問は、7月12日のなでケア記者発表会の際に「公益社団法人 難病の子どもとその家族に夢を」と締結した、「女性の応援に関する協定」の一環とし、病気を抱える子どもとそのお母さんたちを応援することを目的として実施されました。
沢山の子どもとその家族に触れ合う
当日は、入院病棟の共有スペースや病室を訪問した後外来へ移動し、当日病院を訪問した多くの子どもやその家族と交流しました。最初は緊張気味でなかなか話せなかった子どもたちも、時間が経つにつれて徐々に慣れ楽しく話す姿が見られました。特に、初めて見るワールドカップとオリンピックのメダルには、子どもたちだけでなく親御さんも大いに興奮し、一緒に写真を撮りながら楽しい時間を過ごしました。
各訪問先の最後には、選手3名と親御さん3名とで協力し、ボールを地面に落とさないようにラリーを続け全員が触ったら成功というゲームを行いました。
ゲームには参加できなかった子どもたちも、自分のお母さんやお父さんを一生懸命応援している姿がとても印象的でした。最後は千葉こども病院の星岡院長にサインボールを贈呈し、病院訪問の全てのプログラムを終了しました。
沢山の笑顔と元気をもらって
「毎日病気と闘う子どもたちや、お母さん・お父さんを少しでも励ましたい」という想いが形になり実施に至った今回の病院訪問でしたが、前向きに笑顔で頑張る子どもやその家族の姿を見て、選手たちも沢山の勇気と笑顔をもらいました。
「夢を見ること」が「生きる力」になるのだとすれば、私たち選手にはそれを伝えることができます。苦しみの深さは違えど、何度も挫折を繰り返し、それでも「なにくそ!」と立ち上がって壁を乗り越えてきた私たちだからこそ子どもたちにかけることのできる言葉があり、その言葉を伝えて行くことが私たちの使命だと思います。
そのためにも、まずは選手一人一人が自分自身の夢を叶えることで、その尊さを一人でも多くの人に伝えることができるよう日々精一杯生きること、そして「夢の力」を一人でも多くの子どもに届けることで、勇気を与えたり、生きる力を与えられるような存在になっていきたいと感じました。
今後もなでしこケアとして、病院訪問を通じて子どもたちと触れ合ったり、お母さんを応援するプロジェクトを進めていきます。